沖縄旅行最終日のチェックアウト後に、国際通りや牧志公設市場界隈でお土産を購入するケースが多いと思われます。その後、那覇空港へ向かうための交通手段として、何を使うのがオススメなのか。悩ましい問題ですが、状況に合わせてご説明します。
駅の位置に注意
沖縄モノレール「ゆいレール」は国際通りの端に「県庁前駅」、その反対側に「牧志駅」があります。その間には「美栄橋駅」がありますが、国際通りから大きく円を描いて離れている状況となります。
そのため、国際通りの中間部分からはそれぞれの駅がおおよそ同じ距離だけ離れていることになります。
しかし、那覇観光でも人気の「牧志公設市場」やお土産購入に便利な「市場本通り」、「平和通り」は国際通りのほぼ真ん中に位置するため、それぞれの駅に距離があるということになります。
市場本通りの国際通り側入り口からそれぞれの駅の距離は以下の通りとなります。
- 市場本通り入り口から牧志駅 500m
- 市場本通り入り口から美栄橋駅 550m
- 市場本通り入り口から県庁前駅 950m
上記の内容から、現在地や荷物の量でゆいレールかタクシーどちらを利用するのかで迷うことになります。また、ゆいレールを予定していたが、思ったより疲れてしまった、お子様がもうあるきたがらないという場合も多々あります。
料金の比較
ここでタクシーとゆいレールの料金を比較してみましょう。
ゆいレールの料金
- 牧志駅または美栄橋駅から那覇空港 300円/1人
- 県庁前駅から那覇空港 270円/1人
タクシーの料金
- おおよそ1,100円〜1,800円
状況次第でおすすめはタクシー
駅近くのホテルから直行する場合
この場合はゆいレールがおすすめです。大きめの台風が来ない限り、間違いなく乗れるので特に迷うことはありません。
牧志公設市場界隈を巡る場合
荷物の量にもよりますが、タクシーがおすすめです。国際通りは距離があり、日差しも強く湿気も多い沖縄では、予想以上に体力を消耗します。
少しでも安くしたい、国際通りを眺めながら帰りたい、タクシーの匂いが苦手という方は、距離の近い牧志駅か美栄橋駅がおすすめです。
4人で乗ると値段はさほど変わらない
沖縄はゆいレールが高くタクシーが安いと言われています。空港までの距離も近いので複数人で乗る場合は料金の差がそこまで出ないので、決まらない場合は迷わずタクシーで間違いありません。
タクシーの注意点
最近若干つかまりにくい
コロナ禍以後台数が減っているのと、UberやDiDi(沖縄の利用率はDiDiのほうが高い)の利用などにより、フリーでつかまる確率が低くなっています。
タクシーがつかまらない場合は、観光案内所の所在する「てんぶす那覇」の裏手に行ってみましょう。トイレ休憩やタバコ休憩をしているタクシーが停まっています。
運転が荒いタクシーも多い
沖縄では運転が荒かったり、突然のUターンなど、びっくりするような動きをするタクシーもあります。一部のタクシーの問題なので、運悪くそれに当たるとは限りませんが、どうしても車の揺れに弱い方は、ゆいレールを検討するのがいいでしょう。
運転手さんから道順を聞かれる
那覇空港へ行く場合は道が限られてくるので少ないと思いますが、「どの道から行きましょうか?」と聞いて来る運転手さんも割りといます。旅行で来てる場合、そんなこと聞かれてもわからないと思うので、基本お任せになりますが、道をよく知っている猛者は、ぜひより良い経路を提案してみてはどうでしょう。
ミニバンタクシーも同料金
たまに見かけるミニバンタイプのタクシー。荷物も多めに載るし乗り心地も快適なので便利です。黒くて若干大きいので高級車かと躊躇しますが、奥せずつかまえましょう。
バスはどうなの?
バスといえば旅情を感じることができる乗り物の筆頭です。海外旅行で現地の人に混じってバスに乗ると、感慨深くなりますね。
もちろん国際通りから那覇空港へ向かうバスはあります。どうしてもと言いませんが、沖縄旅行初心者は避けたほうが無難です。沖縄のバスは路線が非常に複雑で時間通りに来ないというのが当たり前になっています。
これは「うちな~時間」とかそういうものではなく、沖縄は車社会ということに由来していると思われます。渋滞が多く時間通りに運行することは難しいんですね。
それでもバスを活用したいという方は「のりものNAVI Okinawa」をご活用ください。路線や現在地など細かく調べることができます。使い方がわからないと非常にわかりづらいサイトなので事前練習をおすすめします。